飲食店の求人サイトおすすめランキング【2024年最新版】

食べログ求人は、日本最大級のグルメサイト「食べログ」が作った求人サイトで、1万店・2万件以上の求人が掲載されています。
食べログ求人の特徴は、人気チェーン店の求人だけでなく、アワードを受賞している個人経営のお店の求人も豊富なところ。
正社員の求人だけでなく、アルバイトの求人も充実しているので、「せっかくなら、まかないの美味しいお店で働きたい」という学生さんにもおすすめです。

食べログならではの他のサイトとはひと味違ったサイトの機能も魅力のひとつです。
求人サイトでは食べログの点数や、食べログに投稿された口コミや写真も掲載されています。
また求人一覧ページで食べログの点数順に並び替えできたり、求人詳細ページでお店の評判や働く雰囲気を確認することができます。

求人数	21,000件
対応地域	全国
取扱職種	店長候補・マネージャー・ホールスタッフ・サービススタッフ・料理長候補・調理師・調理スタッフ・調理補助・調理見習い・皿洗い・洗い場・パティシエ・ソムリエ・バーテンダー・デリバリースタッフ・配達スタッフ
飲食業に特化	5
求人数	4.5
コンサルタントの質	3
サイトの使いやすさ	5
運営会社	株式会社カカクコム

【５位】グルメキャリー

グルメキャリーは、飲食店・レストラン専門の求人・転職サイトで、求人数は全国で５万件以上と業界トップクラス。
グルメキャリーにはスカウトメールがあり、PC・スマホ・タブレット・携帯電話から応募できます。
自分の資格・スキル、希望・条件、自己PRなどを登録すると、企業側が必要とする人材にマッチした場合スカウトメールが届きます。

自分の中で気づいていない才能を見出してくれ必要とされるところで働くことで潜在していた才能が開花するチャンスをつかめるかもしれません。
グルメキャリーでは、求人サイトの他に無料の転職支援サービスも行っています。
飲食業界での転職活動が初めての方や不安を感じている方は、転職サービスを利用して、しっかりサポートしてもらった方が良いでしょう。

求人数	50,000件以上
対応地域	全国
取扱職種	料理長・料理長候補 調理スタッフ 調理見習い・調理補助 寿司職人 鉄板調理 パティシエ・製菓製造 ブーランジェ・パン製造 ピッツァイオーロ 蕎麦職人・うどん職人 天ぷら職人 焼鳥職人 栄養士・管理栄養士 店長・店長候補 ホールサービス 女将・和装ホール ソムリエ バーテンダー バリスタ レセプショニスト 販売 本部スタッフ SV 委託契約・経営者 スクール講師
飲食業に特化	5
求人数	5
コンサルタントの質	3
サイトの使いやすさ	4
運営会社	株式会社ジェイオフィス

【６位】求人@飲食店.COM

求人@飲食店.COMは、全国の正社員からアルバイトまで探せる飲食店向け求人サイトです。
求人は都心部を中心に２万件以上で、正社員やアルバイトを含めオープニングスタッフの求人が充実しています。

求人数は２万件を超えますが、絞り込み機能が充実していますので、自分にぴったりの求人を見つけることができます。
また、希望エリアや業態、給与など、いくつかの希望条件をあらかじめ登録しておくと、希望にマッチする求人情報をメールで届けてくれます。
自分のプロフィールを事前に登録しておくと、プロフィールを観て気に入ってくれた企業から、スカウトメールも届きます。
「忙しくて仕事を探す時間がない」という方も、効率よく転職活動を行うことができます。

求人数	21,000件
対応地域	全国
取扱職種	店長候補・マネージャー・サービス・ホール・料理長候補（シェフ・板長など）・調理スタッフ・調理補助・調理見習い・パティシエ・パン職人・ブーランジェ・ピザ職人・ピッツァイオーロ・ソムリエ・バーテンダー・バリスタ・レセプション・フロント・洗い場・皿洗い・販売スタッフ・本部スタッフ・SV・デリバリー・配達スタッフ・食品加工・製造（精肉・鮮魚等）・その他
飲食業に特化	5
求人数	4.5
コンサルタントの質	3
サイトの使いやすさ	4
運営会社	株式会社シンクロ・フード

【７位】エフジョブ

エフジョブは株式会社グローアップが運営する飲食店専門の転職サイトです。
飲食業界のネットワークが強いため、独自の非公開求人を多数保有しています。

さらにエフジョブが取り扱っている求人の多くは正社員で好条件の案件が多数あります。
例えば月給40万円以上の求人は400件以上、週休2日の求人数は700件以上あり、加幹部・役員候補の求人も豊富です。
他にも飲食店の店長やマネージャー、料理長など様々な職種の求人も取り扱いっています。
好条件の求人を探している方や正社員を目指している方におすすめです。

求人数	非公開
対応地域	首都圏
取扱職種	スーパーバイザー・バリスタ・店舗開発・店長・パティシエ・ソムリエ・ブレンジェ・栄養士・料理長・板前・営業他
飲食業に特化	5
求人数	4
コンサルタントの質	4
サイトの使いやすさ	3.5
運営会社	株式会社 M&A Properties

【８位】キャリアメニュー

キャリアメニューは、飲食店専門の転職エージェントが勢いのある首都圏の250企業の中から厳選して紹介してくれます。
売上高10億の成長企業から東京銀座で50年の老舗企業、築地で愛される人気企業まで、幅広く求人を取り扱っています。
地方から首都圏へ出てくる外食企業勤務希望の方には、家族手当や引越代負担などライフステージにあった福利厚生があるような企業を提案してくれます。

転職希望者には、それぞれ飲食業界に詳しく飲食店経営者300人以上と面談してきた専門のエージェントが専属でついてくれます。
給与や待遇はもちろん、それぞれのライフプランに寄り添った提案をしてくれるところがキャリアメニューの選ばれる理由のひとつでしょう。

求人数	非公開
対応地域	首都圏（東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県）
取扱職種	エリアMGR候補・ソムリエ・パティシエ・ホールスタッフ・人事スタッフ・和装スタッフ・商品開発・店舗開発・店長候補・支配人・料理長・料理長候補・調理スタッフ・販売・集団調理
飲食業に特化	5
求人数	4.5
コンサルタントの質	5
サイトの使いやすさ	4
運営会社	株式会社トリプルスリー

【９位】リクルートエージェント

リクルートエージェントは、人材会社の最大手「リクルート」が運営する転職エージェントで、転職支援実績は業界No.1。
求人数は20万件以上（非公開求人は10万件以上）で、飲食業の求人だけでも2万件以上を保有しています。
大手企業の求人が多く、店長候補・エリアマネージャーなどの管理職や商品開発などの企画職が充実しています。

また、リクルートの審査基準はとても厳しく、いわゆるブラック企業の求人はほとんどありませんので、安心です。
履歴書の書き方や面接対策など、サポートも充実していて転職支援実績は業界No.1。
自分のアピールポイントが分からない方には、コンサルタントがあなたの強みや適性を分析して、キャリアプランを提案してくれます。
内定後も、年収交渉や入社日の調整など、最後までしっかりサポートしてくれます。

求人数	20,000件以上
対応地域	全国
取扱職種	店長・店長候補・料理長候補・キッチンスタッフ・ホールスタッフ・フロアスタッフ・調理師・シェフ・パティシエ・販売スタッフ・本部スタッフ・スーパーバイザー・店舗指導・営業管理職・経営幹部・エリアマネージャー候補・その他飲食関連職
飲食業に特化	3.5
求人数	4
コンサルタントの質	4
サイトの使いやすさ	4
運営会社	株式会社リクルート

リクルートエージェントを利用した人の声

【10位】ペコリッチ

ペコリッチは、アルバイトから正社員まで2000件以上の都内飲食店の求人を掲載している求人サイトです。
こちらのサイトの一番の魅力は、無料で食事ができる下見予約ができること。
なんとなくお店やスタッフが働いている雰囲気を体験できるので、嬉しいですね。

また、ペコリッチからの応募で実際に採用されると、お祝い金がもらえます。
他にもお友達を紹介すると、5000円もらえる友達紹介ボーナスなどもあり、とてもお得なサービスですね。
対象エリアは、東京都内ですので、都内で飲食関係のお仕事をお探しの方におすすめです。

求人数	3,000件
対応地域	東京都内
取扱職種	サービス・ホール・キッチン・調理・デリバリー・配達・販売・レジ・洗い場・清掃・バーテンダー・本部スタッフ・製造・仕込み・パティシエ・ソムリエ・受付・レセプション・バリスタ・店長候補・料理長候補・SV・マネージャー候補・その他の職種
飲食業に特化	5
求人数	3
コンサルタントの質	3
サイトの使いやすさ	4.5
運営会社	株式会社ジョイントラボ

【11位】ジョブレストラン

ジョブレストランの特徴は、幅広い職種の求人を取り扱っていることです。
飲食店の調理スタッフやホールスタッフだけでなく、ホテルや結婚式の調理スタッフといった求人もあります。
また本部スタッフや経営、メニュー開発などの求人も取り扱っているので、飲食業のさまざまなニーズにマッチした求人を見つけることができます。

ジョブレストランのスカウトサービスもおすすめポイントのひとつです。
自分の希望条件や経験・スキルを登録しておくと、その経歴を見た企業や店舗からスカウトが届きます。
思いがけない優良企業や人気店からスカウトが届く可能性もあるので、自分の可能性を広げるチャンスです。

求人数	1,800件
対応地域	東京都内
取扱職種	ホテル調理スタッフ・パティシエ・製菓・製造・ブランジェ・製パン・洗い場・調理スタッフ・調理補助・シェフ・料理長・料理長候補・ホール・店長・レセプション・受付・秘書・ホテルサービススタッフ・支配人・ソムリエ・ワインコーディネーター・バーテンダー・女将・和装スタッフ・バリスタ・営業・SV・エリアマネージャー・管理栄養士・バイヤー・本部スタッフ・店舗開発・マーチャンダイザー・講師・商品開発・ウエディングプランナー・メニュー開発・インストラクター
飲食業に特化	5
求人数	3
コンサルタントの質	3
サイトの使いやすさ	4
運営会社	株式会社ワン&オンリーキャスティング

【12位】doda

dodaは、総合型の転職エージェントで、リクルートエージェントに次いで業界No.2。
大手企業の飲食店を中心にコンサルティング職や飲食店の企画営業職など、他にはない職種も充実しているのが魅力です。
また、なかでもホワイトな飲食求人が充実しているということで、満足度も非常に高いですね。

企業から直接オファーが受け取れる「スカウトサービス」も無料で利用できます。
地方で大手企業の飲食業界へ転職希望している方におすすめの求人サイトです。
転職セミナーやイベントを多く行っているので、気になる方はぜひ参加してみてはいかがでしょうか。

求人数	6,900件
対応地域	全国
取扱職種	店長・店長候補・料理長候補・キッチンスタッフ・ホールスタッフ・スーパーバイザー・販売スタッフ・本部スタッフ・店舗指導・事務・営業・営業管理職・経営幹部・エリアマネージャー候補・その他飲食関連職
飲食業に特化	3.5
求人数	3.5
コンサルタントの質	4
サイトの使いやすさ	4
運営会社	パーソルキャリア株式会社

【13位】クリエイト転職

クリエイト転職は、飲食業からドライバー、製造、介護、建設、事務、営業など、幅広く求人を取り扱っています。
全国の求人を保有しているため、地方の求人も条件を指定して検索することができます。

クリエイト転職の魅力のひとつが求職者向けの研修・セミナーが充実しているところです。
クリエイトの提供する研修・セミナーは大手企業様をはじめ約750社が参加しています。
無料で参加できる研修・セミナーもたくさんあるので積極的に活用して見ましょう。

クリエイト転職は、会員登録なしで求人に応募できるところがメリットの一つです。
通常の転職サイトの場合、会員登録が必要になり、登録するとしつこく連絡がくるケースも少なくありません。

求人数	非公開
対応地域	全国
取扱職種	店長・店長候補・料理長候補・キッチンスタッフ・ホールスタッフ・スーパーバイザー・販売スタッフ・本部スタッフ・店舗指導・事務・営業・営業管理職・経営幹部・エリアマネージャー候補・その他飲食関連職
飲食業に特化	3.5
求人数	3
コンサルタントの質	4
サイトの使いやすさ	4
運営会社	株式会社クリエイト

【14位】パソナキャリア

パソナキャリアは、総合型の転職エージェントで、業種を問わず多くの企業と取引があります。
パソナキャリアの強みは、なんといっても親身で丁寧な手厚いサポート。

求人企業を熟知したコンサルタントが求職者の経歴やスキルをもとに、マッチ度の高い求人を厳選して紹介してくれるので内定率も高い。
パソナキャリアはハイクラスの転職にも強く、年収800万以上の取扱い求人数は3万件以上で、転職後に年収がアップした方は67.1％。
飲食業の管理職や経営幹部・エリアマネージャークラスの求人も多いので、高収入を目指したい方におすすめの転職エージェントです。

求人数	非公開
職種	店長・店長候補・料理長候補・キッチンスタッフ・ホールスタッフ・スーパーバイザー・販売スタッフ・本部スタッフ・店舗指導・事務・営業・営業管理職・経営幹部・エリアマネージャー候補・その他飲食関連職
飲食業に特化	3.5
求人数	3
コンサルタントの質	4
サイトの使いやすさ	4

飲食店の転職におすすめの求人サイトを徹底比較！

飲食店の転職サイトの選び方で重要なポイントとなる求人数・コンサルタントの質・サイトの使いやすさを5段階で評価し、徹底比較しました。
その結果、飲食店の求人サイトランキングは以下の通りとなりました。

※求人数：2024年10月現在

【希望別】飲食店の転職におすすめの求人サイト

ここでは、希望別に飲食店のおすすめの転職サイトを紹介します。
飲食業で転職を成功させるためには、自分が求めているサービスやサポートのある転職サイトを利用することが重要なポイントです。

首都圏（東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県）で転職したい人におすすめの求人サイト

首都圏（東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県）で転職したい人におすすめしたいのはitk(アイティーケー)。
itk(アイティーケー)の求人数は3万件以上で業界最大級の飲食専門の求人サイトです。
求人は首都圏（東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県）を中心に充実していて、itk独自の非公開求人も多数あります。
転職エージェントが書類作成から面接アドバイスをしっかりサポートしてくれるので、初めて転職活動する方も安心です。

地方での転職やUターンやIターンを希望する人におすすめの求人サイト

地方での転職やUターンやIターンを希望する人におすすめの求人サイトは、クックビズ。
クックビズは、飲食業の求人だけでも約３万件を保有していて全国各地域をカバーしているので、地方での就職や転職を希望している方におすすめです。
個性あふれる街場の飲食店から、多店舗展開を目指す飲食スタートアップ企業、大手の外食企業、老舗企業まで、幅広い飲食求人案件を掲載しています。
クックビスは独自の非公開求人も充実していて、月収35万円以上の求人も多数保有しています。

企業からのスカウトを受け取りたい人におすすめの求人サイト

企業からのスカウトを受け取りたい人におすすめしたいのはフーズラボ・エージェント（プラットフォーム型）。
フーズラボにはプラットフォーム型のサービスもあり、登録しておくとスカウトを受け取ることができます。
スカウトの場合はいろいろな職種との出会いが期待できるので、選択肢の幅が広がります。
また、自ら求人案件を探す手間が省けるのもメリットのひとつです。

高待遇求人や福利厚生が充実している求人を探している人におすすめの求人サイト

高待遇求人や福利厚生が充実している求人を探している人にはitk(アイティーケー)がおすすめです。
itk(アイティーケー)は、外食特化の人材紹介では最も業歴が長く飲食企業との信頼関係が強いのが強み。
そのため、各条件面での交渉が有利で高待遇の求人を多く保有しています。
安定・優良企業も豊富で、年収600万以上の高待遇求人や福利厚生が充実している求人が多数揃っているのも魅力です。
またitkのキャリアプランナーは、親身になって相談に乗ってくれるので、将来のキャリアプランやワークライフバランスのことまでしっかり考えた上で提案してくれるので、利用者の満足度が非常に高いです。

勢いのある成長企業に転職したい人におすすめの求人サイト

勢いのある成長企業に転職したい人におすすめなのはキャリアメニュー。
キャリアメニューは、飲食店専門の転職エージェントが勢いのある首都圏の250企業の中から厳選して紹介してくれます。
売上高10億の成長企業から東京銀座で50年の老舗企業、築地で愛される人気企業まで、幅広く求人を取り扱っています。
地方から首都圏へ出てくる外食企業勤務希望の方には、家族手当や引越代負担などライフステージにあった福利厚生があるような企業を提案してくれます。

飲食店でアルバイトをしたい人におすすめの求人サイト

飲食店でアルバイトをしたい人におすすめなのがペコリッチ。
飲食店のアルバイトといえば、求人情報に書いてあることと、実際に働いてみると思っていたところと違ったというケースも少なくありません。
ペコリッチでは、無料で食事ができる下見予約ができるので、スタッフが働いている雰囲気を体験できます。
アルバイトの求人も他の求人サイトに比べて充実しているので、あなたの希望にマッチする職場が見つかりやすいです。

飲食業から他業種に転職したい人におすすめの求人サイト

飲食業から他業種に転職したい人におすすめなのは、フミダスです。
一般的に飲食業から他業種への転職は難しいとされていますが、それを可能にしてくれるのでフミダス。
フミダスは未経験でも飲食店での経験を活かして、すぐに活躍できる求人を多数扱っています。
また、飲食業界出身のエージェントがサポートしてくれるので転職成功確率が非常に高いです。

飲食業の正社員への転職におすすめのサイト

求人サイト	求人数	特徴
itk(アイティーケー)	３万件以上（非公開求人多数）	求人数が首都圏や地方都市を中心に30,000件以上と業界最大級 外食特化の人材紹介では最も業歴が長く飲食企業との信頼関係が強い
クックビズ	29,800件	利用者数は2万人以上で国内トップクラス 飲食スタートアップ企業から大手の外食企業まで、幅広い業態の求人が揃っている

飲食業の正社員への転職におすすめなのは「itk(アイティーケー)」「クックビズ」の２社。
どちらのサイトも飲食業に特化しており、大手外食チェーンから人気有名店まで、幅広い業態の求人を取り扱っています。
また、飲食業界に精通しているキャリアアドバイザーが履歴書の添削、面接対策、条件交渉など、手厚くサポートしてくれるので心強い。

各社取り扱っている求人が違うので、２〜３社複数のサイトに登録しておくことをおすすめします。

飲食業で正社員として勤務する前にチェックしておきたいポイント

飲食業で正社員として勤務する前にチェックしておきたいポイントは、有休消化率です。
有給消化率とは、企業が１年間に付与した有給休暇のうち労働者がどれぐらい実際に有休を取得したのかを示す数字のことで、「働きやすさ」の指標となっています。
有給消化率が低い会社というのは有休を使う権利は与えられているが、現実的に有休を取ることができない状態になっているため要注意。
飲食業は人手不足が慢性化しており、ブラック企業も少なくありませんので、勤務先についてキャリアアドバイザーに事前に確認しておきましょう。

飲食業専門の転職サイトを利用すべき４つの理由

飲食業の求人が充実している

一般的な転職サイトの場合、あらゆる分野の求人を扱っているものの、飲食業界については求人が多くありません。
飲食業専門の転職サイトの場合、飲食の求人が充実していて、地域や職種、業態など、あなたの希望に合った求人を見つけやすいです。
「未経験者歓迎」「月８日以上休み」「オープニングスタッフ」「賄い・食事補助あり」など、飲食業ならではのこだわった条件の求人にも出会えるチャンスがあります。

非公開求人を紹介してもらえる

飲食業専門の転職サイトに登録すると、非公開求人を紹介してくれます。
非公開求人とは、転職サイトやホームページなど、インターネット上に掲載していない求人のこと。
「人気の求人で応募が殺到してしまう」「社外に知られたくないポストの求人だから」といった理由で、非公開求人にすることが多いので、非公開求人には好条件の求人が隠れています。
非公開求人には、新規でオープンする飲食店などの人気の求人も多数あります。

飲食業界に詳しいコンサルタントに転職活動のサポートをしてもらえる

サイトに登録をすると、担当コンサルタントがついてくれ、希望に合った求人を紹介してくれます。
飲食業界に詳しいコンサルタントが多く、あなたのスキルや経験をしっかり理解して求人を選定しれくれるため、ミスマッチが発生しにくいです。
求人情報の提供だけでなく、面接の日程調整や就業条件の調整、給与などの条件交渉まで、しっかりサポートしてくれます。

求人情報だけではわからない情報を教えてもらえる

お店の雰囲気や料理長の人柄など、知りたいけど求人情報だけではわからないところは少なくありません。
転職サイトに在籍しているコンサルタントは、オーナーや企業の人事担当とのやり取りからお店や企業の内情を把握しています。
お店や企業の良いとことだけでなく、あまり良くないところまで詳しく伝えてくれるので、入職後のギャップも少なく働きやすい職場に転職することができます。
飲食業界出身のコンサルタントも多いため、飲食店ならではの疑問にも答えてくれます。

飲食店の求人サイトの選び方とポイント

ここまでは、ランキング形式でおすすめの求人サイトを紹介してきましたが、自分の求めているサポートやサービスのある求人サイトを利用することにより、スムーズに転職活動を進めることができます。
そこで、こちらでは飲食店の求人サイトの選び方とポイントについて、さらに詳しく解説していきます。

飲食業に特化しているか

求人サイトを選ぶ場合は、飲食業に特化しているかがとても重要なポイントです。
飲食店に特化している求人サイトの場合、当然のことながら飲食業の求人数が豊富です。
また、飲食店経験者や飲食業界に精通しているコンサルタントが在籍していることが多いため、求職者のことも良く理解してくれてぴったりの案件を探してきてくれます。
企業との条件交渉も上手であるため、内定率も非常に高いです。

求人は充実しているか

まずは、求人の数で選ぶことが大切です。求人数が充実していれば、あなたの条件に合った求人に出会う可能性が高いです。
また、サイトによって得意な求人が違うので、自分の希望に合うサイトを使いましょう。

飲食店に特化した求人サイトの場合、首都圏や地方都市に集中している傾向があります。
そのため、地方で飲食業への転職を希望する方は、全国的に展開している求人サイトを選びましょう。
首都圏や地方都市に住んでいる方の場合は、飲食店に特化した求人サイトと総合型のエージェントを併用することで、幅広い求人に出会うことができ転職成功率もアップします。

コンサルタントの質は高いか

求人サイトによっては、コンサルタントが在籍していて、転職活動をサポートしてくれます。いわゆる転職エージェントのことです。
あらかじめ、担当のコンサルタントと面談して、これまでの経験やスキル、希望条件などを伝えておくと、あなたに合った求人を探してくれます。
また、面接対策や履歴書対策など、転職を成功するためのサポートも手厚いです。
質の高いコンサルタントは、飲食業界や転職事情に精通していて、対応も丁寧で早い。転職成功率にも影響するので、コンサルタントの見極めも重要です。

サイトは使いやすいか

多くの求人の中から自分の希望条件に合った求人を見つけるためには、サイトの使いやすさが大事なポイント。
なかでも、検索項目の豊富さやわかりやすさが重要です。例えばエリアや業態、職種はもちろん、「週休２日」や「オープニングスタッフ」などのこだわり条件など。
使いにくいサイトでは、基本の検索項目とフリーワード検索のみというところもあります。
正確に希望条件の求人を見つけるためにも、検索項目が豊富で、わかりやすいサイトを選びましょう。

転職支援実績は豊富か

転職支援実績の豊富さも選ぶ判断材料の一つです。
転職支援実績が多い転職サイトやエージェントは、これまでの経験とあなたの希望条件を照らし合わせて、よりマッチした求人を紹介してくれます。
また、過去のサポート実績の中であなたと同じようなケースがあれば、そちらを参考に適切なアドバイスもしてもらえるでしょう。
特に、面接でよくされる質問に関する知見を持っていたり、自分で準備した回答に対して意見をもらえるので、面接対策としても有効です。

飲食店の求人サイトを上手に活用する５つのコツ

ここでは、飲食店の求人サイトを上手に活用するコツを解説していきます。
求人サイトを上手に活用することによって、希望する求人に出会える可能性が高くなりますので、ぜひ参考にしてみてください。

①飲食業界に特化した求人サイトを利用する

飲食業界に特化した求人サイトは、一般的な求人サイトに比べて、飲食店の求人が充実しています。
また、非公開求人を多く保有していて、好条件の求人案件も多いので、あなたの希望条件に合った求人が見つかりやすいです。
飲食業界出身のコンサルタントも多いので、業界事情に詳しく、疑問や不安なことがあれば相談できます。

②希望の求人を見つけたら、すぐに応募する

自分の希望や条件に合った求人を見つけたら、すぐに応募しましょう。
好条件の求人の場合、応募が殺到して、すぐに人数が埋まってしまい募集が締め切られてしまいます。
サイトに登録しないと求人を閲覧できないケースが多いので、まずはサイトに登録することをおすすめします。

③コンサルタントに希望・条件などを詳しく伝える

担当するコンサルタントに、自分の希望や条件、これまでの経験やスキルについて、詳しく伝えておきましょう。
例えば、「キッチンスタッフの経験だけを積みたい」という希望をお持ちなら、その旨を遠慮せずにコンサルタントに伝えてください。
コンサルタントがあなたのことを適切に理解しておくことにより、希望や条件にマッチする求人を紹介してくれます。
また、あなたの性格なども伝えておくと、面接対策や履歴書の書き方などもしっかりサポートしてくれます。

④担当のコンサルタントに不満を感じる場合は、交代してもらう

「レスポンスが遅い」「こちらの希望通りに動いてくれない」など、どうしてもコンサルタントに不満を感じる場合があります。
担当のコンサルタントに不満を感じる場合は、遠慮せずにすぐに交代してもらうようにしましょう。
担当コンサルタントの良し悪しで転職活動を大きく左右しますので、厳しい目でチェックしておくことも大事です。

⑤求人サイトを複数併用する

飲食店の求人を探すときは、求人サイトを複数併用しましょう。
求人サイトは、それぞれ他にはない独占求人を保有していて、魅力的な求人が点在しています。
自分の希望する求人に出会うためにも、複数の求人サイトを利用していたほうが効率的です。
飲食店に特化している求人サイトの場合は、地方をカバーしていないケースもあるので、全国展開しているリクルートなどの総合型エージェントとの併用をおすすめします。

飲食業で転職する際の確認しておきたい３つのポイント

（１）転職先の雰囲気を確認する

転職先となる飲食店や企業の雰囲気や人間関係、社長や先輩の人柄など、できるだけ確認しておきましょう。
勤務していると「こんなはずじゃなかった・・・」となるケースは少なくありません。
転職エージェントであれば、求人票に載ってないリアルな現場の情報を得ているので、積極的に聞いておきましょう。
できれば実際に直接店舗へ行って自分の目で確認することをおすすめします。

（２）勤務時間を確認する

飲食業界は、他の業種に比べて人手不足や業務の繁閑の差が激しいのが現状です。
そのため休日出勤や残業時間が多くなりがちで、勤務先によっては残業代がでないなんてこともあります。
ですので担当のエージェントに、転職先の飲食店や企業の勤務時間はどうなっているのか、事前に確認しておくことをおすすめします。
お店によっては、「シフト制」「変形時間労働制」など労働体系が異なりますので、こちらもチェックしておきましょう。

（３）福利厚生を確認する

福利厚生は、企業から社員へ支給される給料以外の報酬のことで、健康的に安心して生活していくために重要です。
飲食業の転職で特に確認すべきポイントは社会保険があるかどうか。
飲食業界では、まだ社会保険に未加入の企業も多く、雇用保険のみというところも少なくありません。
社会保険以外にも、福利厚生には「交通費」「住宅手当」「食事補助」「子育て手当」などもありますので、ぜひチェックしておきましょう。

（４）調理師麺虚が必要か確認する

基本的に、飲食店に調理師として転職する際に、調理師免許は必要とされません。
ただし、飲食店によっては、調理師免許が応募条件になっている場合もあるため、必ず確認してください。
調理師免許を取得しておくと、求人の選択肢の幅が広がりますので、調理師の道を進んでいくのであれば取得しておいたほうが良いでしょう。
また、調理師免許を持っていると、資格手当がつく場合もありますので、待遇面でも有利になります。

転職サイト・転職エージェントを利用した初勤務までの流れ

転職サイトを利用する場合

転職サイトを利用する場合の登録から初勤務までの流れを解説します。
転職サイトは、自分の希望条件に合う求人を自分で探して、転職活動を進めていきます。

転職エージェントを利用する場合

転職エージェントを利用する場合の登録から初勤務までの流れを解説します。
転職エージェントは、担当のコンンサルタントが求人の紹介から面接対策、待遇の交渉まで転職サポートをしてくれます。

飲食業の職種はどんなものがある？仕事内容や役割を紹介

飲食業界で働いてみたいものの「どんな仕事あるのか詳しくわからない」という方も多いのではないでしょうか。
こちらでは、飲食業における職種とそれぞれの役割について紹介します。
飲食業の仕事探しで悩んでいる方はぜひ、参考にしてみてください。

料理長・シェフ	料理長・シェフは飲食店の厨房全体の責任者で、食材の選定・メニューの決定から人事・マネジメントまで行います。
店長・マネージャー	店長・マネージャーは、飲食店の運営を担う立場で、目標・売上の管理から人材管理まで行います。 時には、他のスタッフと同様に、接客や調理、お客様のクレーム対応まで幅広く業務を行います。
SV（スーパーバイザー）	主に店舗の売上管理やスタッフ管理などのマネジメント業務を行います。 SVの大きな役割は、本部と店舗の間に立ち、上手く連携をとることで、イベントや売上目標などを共有して、エリアを統括します。
店舗開発	店舗開発は、新しい店舗を出店する際に、対象エリアの市場調査や店舗物件の調査、出店コストやオープンまでの段取りや施工を管理する業務を行います。
商品開発	商品開発は、新しいメニューの開発や既存のメニューを改良する仕事で、商品の企画から食材選び、試作品の調理まで行います。
販促・PR	販促・PRは、各店舗の売り上げを増やすために、市場調査・キャンペーンの企画から各種広告による店舗集客を行います。
ホール・サービススタッフ	ホール・サービススタッフは、料理やドリンクのオーダーから料理の配膳、レジ業務まで行います。 他にも開店・閉店準備や店舗清掃などもホールスタッフの仕事になります。
調理・キッチンスタッフ	調理・キッチンスタッフは、シェフの指示に従って、食材の仕入れから仕込み、調理を行います。
生産加工	スーパーなどの精肉・鮮魚・青果コーナーや食品工場内で、お客さまのニーズに適した形に商品の加工を行います。
事務職	飲食店の事務職は、データ入力や電話対応はもちろん、シフトの作成から営業日報の作成、勤怠処理、本社への売り上げ報告なども行います。

飲食業の職種・業態別 平均月収ランキング

コロナが落ち着きつつあり、飲食業界も活気を取り戻しつつあります。
飲食業の人手不足が深刻化する中で、飲食業の給与は、今後さらに高まっていくと予想されます。
こちらでは、飲食業の職種・業態別の平均月収をランキング形式でまとめました。
今後の転職活動にぜひお役立てください。

職種別平均月収（正社員）

順位	職種	平均月収
１位	料理長・シェフ（候補）	265,944円
２位	店長・マネージャー（候補）	260,437円
３位	ホール・サービススタッフ	248,660円
４位	調理・キッチンスタッフ	247,821円
５位	製菓・パティシエ	219,354円
６位	製パン・ブーランジェ	215,829円

引用：クックビス総研

業態別平均月収（正社員）

順位	業態	平均月収
１位	創作・ダイニング	272,718円
２位	和食全般	263,457円
３位	洋食全般	262,205円
４位	居酒屋	258,238円
５位	カフェ	245,219円
６位	給食・社員食堂・介護・病院	220,961円

引用：クックビス総研

大手飲食企業の平均年収はどれくらい？

大手飲食企業の平均年収額は勤続年数に比例しますので、社員の勤続年数が長い企業は年収額も高いです。
そして平均年齢も高く、離職率も低い安定した企業と言えます。
そういう観点から、飲食業の大手企業の平均年収ランキングと平均年齢と勤続年数をみてみましょう。

飲食業界 平均年収ランキング（2021-2022年）

順位	企業名	平均年収額	平均年齢	勤続年数
１	コメダHD	956万円	47.8歳	2.6年
２	BRサーティワンアイスクリーム	755万円	41.3歳	12.2年
３	FOOD & LIFE COMPANIES	751万円	40.3歳	2.1年
４	日本KFCホールディングス	724万円	44.7歳	15.3年
５	トリドールHD	724万円	39.2歳	5.4年
６	吉野家HD	706万円	49.6歳	15.4年
７	サンマルクHD	684万円	45.2歳	8.3年
８	ダスキン	683万円	45.9歳	15.3年
９	WDI	675万円	43.4歳	13.6年
１０	SRSホールディングス	674万円	47.9歳	16.4年

HDやホールディングスは本部機能のみなので勤続年数が低くなります。
このように、平均年齢が40歳以上、勤続年数が12年以上の企業が多くなっております。
つまり、10年後には社員がごっそり抜けるということです。

現在の飲食業の大手企業に求められる人材は10年後、20年後も活躍し続ける意欲と熱意の高い20代〜30代の方です。
そこには、海外からの有望な若い人材も含まれますので、ますます競争が厳しくなります。

飲食業の転職市場動向

2022年になり、コロナの影響も落ち着き、飲食業の積極採用が本格化しています。
厚生労働省の毎月勤労統計調査によると、飲食サービス業の労働者総数は前年に比べて9.8%増加。他の業種に比べ最も高い増加率になっています。

常用雇用及び労働異動率 （画像：厚生労働省の毎月勤労統計調査より引用）

職種別で見ると、サービス・ホールの求人数が最も高くなっています。
ただ、今後もコロナの影響が続くことを考えると、先行きに多少の不安が残るという理由から、正社員よりもアルバイトの募集割合が高いという結果に。
２位の調理スタッフについては、先行きに不安は感じるものの、スキルや経験が求められるため、即戦力として正社員の募集割合が高くなっています。

2022年度上期業態別求人トップ10 （画像：PR TIMESより引用）

コロナの影響もあり、今後もフードデリバリー業界の成長は続くと予想されています。
それに伴いIT人材の積極採用など、人材強化の動きも進めらているので、今後の飲食の転職市場にはチャンスが大きく広がるでしょう。

フードデリバリー需要予測 （画像：2021年 フードデリバリーサービス利用動向調査より引用）

インバウンド需要を背景に、飲食業界の求人数増加が加速

新型コロナの５類移行や円安が追い風となって、インバウンド需要が増加して、外食業界の業績が伸びいています。
こうした背景から飲食業界の求人数も急速に増加しています。
2023年7〜9月期のレジャー・外食業界の求人数は、前年同月比222%となっています。
外食業界では、これまで控えていた地方への新規出店を加速する企業も増えています。
一方で飲食業界の人手不足は深刻化しており、企業はフレックス制度の導入や給与水準の引き上げなど、労働環境の改善を積極的に進めています。

（画像：【レジャー・外食業界】2023年7‐9月期版 doda転職市場動向レポートより引用）

飲食業の転職　素朴な疑問Q&A

複数の求人サイトに登録しても良い？

転職活動を始める時は、複数の求人サイトに登録してもOKです。
転職サイトには、それぞれ強みや得意分野があり、扱っている求人も異なるので、積極的に登録しましょう。実際に転職成功した人の平均登録サイト数が4社というデータもあります。
キャリアアドバイザーの質を見極めるためにも複数に登録しておいた方が良いですね。

求人サイトを利用するのにお金はかかる？

求人サイトは基本的に無料で利用できます。
求人サイトは、各企業から紹介手数料を頂いているので、事業としては成立しています。
ですので、気になる求人があったら、安心して利用しましょう。

未経験でも飲食業界に転職できる？

近年、飲食業界は人手不足に悩まされています。
そのため、未経験者でもスタッフを募集する企業が増えています。
求人情報を見ると、「未経験者歓迎」と記載された案件がいくつもあります。
接客業をやったことない人や料理をやったことない人でも、就職することは可能なのです。

飲食店の場合は、最初は洗い物や配膳係など簡単な仕事からスタートですが、徐々にオーダー対応や電話注文など業務の幅を広げていくのが一般的。
お店によっては、調理を行うこともできますし、一般的な業務を覚えたら、お店全体の管理を任されることもあります。
収入については、未経験だと低い給料からのスタートになりますが、経験を積んでいきスキルアップしていくと高収入も可能です。
最近は、研修システムが整っている企業が多いので、未経験でも安心して働くことができます。

飲食業界で正社員として働くことはできるの？

もちろん、飲食業界で正社員として働くことはできます。
確かに人件費のことを考えると、アルバイトを積極的に採用するケースが目立ちますが、正社員として雇いたいと思わせるような人物がいれば、採用を考えているお店が多いのも事実。

例えば、「調理師」や「栄養士」などの国家資格を所有している人や他の店舗で店長代理経験がある人は正社員として採用される確率は高いです。
店長代理経験がある人は、商品の発注や在庫管理、従業員の育成などすべてにおいて把握しているため、お店側としても即戦力として扱いやすいです。
他にも長期的に飲食店でのアルバイト経験がある方は、アドバンテージになりますので、積極的にアピールしてきましょう。

飲食業の正社員はきつい？

飲食業は、他の業界に比べて長時間労働になっているのが現状です。
下記のグラフは業種別の所定内と超過労働時間を比較したグラフです。

厚生労働省「平成28年賃金構造基本統計調査」 （画像：食品産業の働き方改革 早わかりハンドブックより引用）

飲食店は、他業種に比べて超過時間が多いことが分かります。
しかし、飲食業界の働き方改革は進んでおり、働きやすい労働環境を整えている飲食店や企業は多くあります。

飲食業で転職する理由で多いのは？

（画像：求人＠飲食店.COMより引用）

「求人＠飲食店.COM」の調査によると、飲食業で転職活動をする理由の１位は、20代が「技術力の向上」、30代・40代ともに「年収アップ」でした。
飲食業特有の理由として多いのが、「独立に必要な技術の習得」です。
飲食店開業者の約半数が修行を始めてから10年以内に独立をしているという調査結果があります。
短い期間で開業資金を貯めながら、いかに効率的に技術を習得できるのかが独立を早めるポイントです。
また「休日など勤務条件の改善」という理由も多く、優良な飲食店などを探すためには、まずは転職エージェントに相談してみるのが良いでしょう。

飲食店を辞めたい理由は？

飲食店を辞めたい理由は、人それぞれお違いますが最も多いのが「労働時間が長い」こと。
長時間の労働になると、疲労やストレスもたまりますし、家族や友人とのプライベートの時間も削られます。
そのため、労働環境の良い他の飲食店や他の業種への転職を考える人が多いようです。

農林水産相が平成30年にまとめた資料によると、飲食業で月間時間外労働時間が80時間を超える割合が12.5%、繁忙期になると24.3%にもなります。
労働時間が長くなる大きな要因として、飲食業の慢性的な人手不足にあります。コロナが収束しつつある現在、その傾向はさらに高まっています。
逆に言えば、人材を求める飲食店や企業が大幅に増えていますので、希望する飲食業への転職を実現するチャンスとも言えます。

飲食業界の年収はどのくらい？

飲食業界の年収は決して、高いとは言えません。
平均年収は300万円〜400万円くらいで、年収700万円以上はわずか全体の５％ほど。
ただ、一流レストランに転職したり、独立したりすることで、収入は比べものにならないくらいアップします。
最初から独立を目指して働く人もいます。厳しい世界ではあるけど、夢もありますね。

飲食業の転職で有利な資格は？

基本的に飲食業の転職において、必要な資格はありません。
飲食店や企業にて、日常業務を行いながら、経験を積み、スキルアップをしていきます。
ただ、資格を取得しておくことで、転職活動を有利に進めていくことができます。
以下に飲食業の転職に有利となる国家資格を３つ紹介します。

調理師	調理師免許は、食の管理・衛生に関する幅広い専門知識があることを証明する国家資格です。 料理人としての社会的信用が得られ、より地位の高い役職や責任ある仕事への転職に有利です。
管理栄養士	管理栄養士は、一人一人に合わせた専門知識と技術を持ち、栄養指導や栄養管理を行う資格です。 飲食業での管理職として高待遇が期待でき、病院・福祉施設・保健所・学校への転職にも役立ちます。 資格の取得が難しいため、給与に手当が付くケースもあります。
レストランサービス技能士	レストランサービス技能士は、接客テクニックや安全管理・公衆衛生・テーブルマナーなどの知識を保有していることを証明する国家資格です。 レストランのマネージャー職、ホテルの支配人などの管理職への転職に有利で、給与アップも期待できます。

飲食業のやりがいとは？

飲食業といえば、きつさばかりが注目されますが、当然のことながらやりがいも十分あります。
飲食業のやりがいは、やはりお客様の反応をダイレクトに感じられることです。
お客様に感謝の言葉をいただくこともありますし、何より飲食を通じてお客様が喜んでいる姿が大きなやりがいにつながります。
また、一緒に働いているスタッフとコミュニケーションを取りながら、協力してお店を作り上げていく楽しさもあります。
飲食業は、人と接することが好きな人に、向いている仕事と言えます。

40代でも飲食業に転職できる？

20代や30代に比べると、40代は求人数が少なくなりますが、転職できる可能性は十分あります。
40代には、知識や経験があるため、即戦力として採用する企業や飲食店は多いです。
特にマネジメント能力や人材育成能力は、経験豊富な40代に求めることが多くあります。
これらの能力は、異業種からの転職希望者であっても、飲食業に活かすことができ、ご自身の強みになります。
まずは自分には、どのようなスキルがあるのか、しっかり自己分析をして、アピールポイントを整理してみましょう。

飲食業から他業種への転職は難しい？

飲食業から他業種への転職は、同業種への転職よりも難しくはありますが、十分に可能性はあります。
飲食業で培われた仕事への細やかさやコミュニケーションスキルといったものは、他業種でも求められるスキルです。
例えばフロントスタッフの場合は、お客様の要望に応えるコミュニケーションスキルが磨かれているので、接客・販売業などでスキルを活かすことができるでしょう。
店長などのリーダーや売上管理などの経験がある場合は、他業種のマネージメント担当として採用される可能性もあります。
飲食業から他業種への転職であればリクルートエージェントやdodaなどの総合型転職エージェントがおすすめです。
幅広い分野の求人案件を取り扱っているので、あなたの経験やスキルにマッチした求人を紹介してくれるでしょう。

まとめ

飲食業界は、確かに人材不足ではありますが、一昔前のように「飲食業界＝ブラック」みたいなイメージはなくなりつつあります。
大手飲食チェーン店をはじめ、様々な飲食店で、より良い人材を確保するために働く環境を根本の仕組みから変革しています。
ですので、飲食業界で働くなら、未経験者も含めて今がチャンスと言えるでしょう。

上記でご紹介したように、飲食店の求人サイトもたくさんあり、それぞれの強みや特徴もさまざまです。自分に合った求人サイトを選ぶのが一番ですが、なかなかそれを見つけるのも難しいところです。

もし、どうしても求人サイトを選びきれないという場合は、複数の求人サイトに登録するのもひとつの手だと思います。実際に登録し利用することにより、自分に合った求人サイトが見つかるはずです。

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